【校長あいさつ】

 

現状を見つめ、変革の一歩を

           校長 野原 勝博

 北陵中学校は今年度、54年目を迎えました。

脈々と受け継がれてきた歴史と伝統を大切にし、教育活動が展開されてきました。

五月には、6年ぶりに校庭で体育祭が行われ、生徒会執行部や3年生リーダーが要となり「結進」のテーマのもと、充実した取り組みを展開してくれました。

1・2年生は、その姿に刺激を受け、思いをしっかりと受け止め、心を一つにして一生懸命に活動する姿を示してくれました。

当日は、参観いただいた多くの皆様に、大きく成長している生徒個々の姿が感動という形で届いたのではないかと思います。

あらためて、学校における行事の大切さや生徒個々が持っている力の大きさを実感する機会でした。

さて、本校はピーク時には1200名のマンモス校でしたが、現在は約3分の1の420名まで減少しています。

このような中で、喫緊に改善に向けて取り組んでいかなければならない課題が多々あります。

その一つが部活動です。設置部活動数が大規模校だった時代とほぼ同じ数が設置されており、適正な活動人員を確保できない部もあり、大会への単独校としての出場や日常活動への支障が出てきています。

今後も生徒数は減少していくことが予想されることから、現状をただ見守るのではなく、部活動の設置に関するルール作りを早急に進めていかなければなりません。PTA総会でも触れましたが、協議を積み重ね、地域展開の視点を持ちながら、先を見据え推進して参りたいと思います。

学校教育の円滑な推進には、保護者の皆様のご協力はもちろん、地域の皆様からのご支援も大切です。

そこで本校では、今年度より学校運営協議会を設置し、コミュニティースクールへと移行しました。これは、地域の各立場の皆様や保護者代表に学校経営へのご助言をいただき、熟議を重ね、経営の改善およびより一層の円滑な推進に努めていくというものです。

今まで以上に連携を大切にし、「不易」と「流行」を吟味しながら、諸課題に取り組んで参りたいと思います。

様々な場面におきまして、皆様からのご支援・ご協力をお願いいたします。

                      (PTA広報第138号より)

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